Loading...

公益財団法人とかち財団

とかち財団は、十勝にイノベーションを引き起こす産業振興のプラットフォームです。事業の立ち上げ、商品開発、企業間コラボレーションなど、あなたのビジョンを実現するためのあらゆるステップに力を尽くします。

Tel.0155-38-8808お電話番号
(0155)
38-8808
Webからのお問い合わせWebからのお問い合わせはこちらから
SNSSNSでも最新情報を更新中しています!
Youtube Facebook

TOPICS

トピックス

公益財団法人とかち財団は、十勝管内において起業した事業者の支援を目的とした補助金事業、「令和4年度とかちビジネスチャレンジ補助金」の採択事業者を決定いたしました。


とかちビジネスチャレンジ補助金は、十勝地域で起業・創業する方や、既存事業の競争力・生産性向上に取り組む挑戦的な企業をより多く輩出することを目的としています。「新たな価値」を創出しようとする起業家や、先導的な「ものづくり・サービス」に取り組む中小企業などに資金の支援を行います。対象者は十勝管内に主たる事業所がある事業者となり、補助上限額はアーリーステージ(設立5年以内の事業者(設立予定を含む))が300万円(補助率:10/10)、グロースステージ(設立6年以上の事業者)が400万円(補助率:2/3)で、事業を拡大成長させる上で必要と認められる経費を対象としています。

本補助金事業は、昨年度まで実施していた「十勝人チャレンジ支援補助金」、「アーリーステージ事業者支援助成金」、「十勝ものづくり総合支援補助金」を統合して実施するものであり、これまでの各事業の趣旨を保ちながら、申請者が活用しやすく、地域波及が見込まれる事業形態への転換を図るものです。

本年度も外部選考委員による最終審査を実施し、一次審査を通過した事業者が、事業内容や事業に対する自らの想いや考え方を発信する面談選考に挑み、事業の成長性や熱意・意欲、地域への波及効果などの評価が高かった4者を採択いたしました。

令和4年度とかちビジネスチャレンジ補助金 採択事業者



①株式会社更別プリディクション(更別村)


(左)公益財団法人とかち財団 事務局長 森川芳浩、(右)株式会社更別プリディクション 岡田昌宏さん



事業概要


株式会社更別プリディクションは、農家の収益向上を目標に、農業研究と「AgZeni」のシステム開発を行っています。「AgZeni」は、「農家目線」で誰でも簡単にデータが利用できることと、「農業研究者目線」で作物に合わせた正しいデータ解析を行うことで、畑ごとに最適な生育支援のシステム開発を進めています。そのために必要な土壌マップの作成や生育の把握、栽培履歴自動取得、収量マップの作成等を行い、高騰し続けている資材の効果を最適化して収益向上をお手伝いいたします。



とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して実施する事業


「AgZeni」は、令和4年3月にBASIC版ローンチを終え、次なるステージを目指し農家様の利便性を図るべく随時改良していきます。本事業では、高騰している肥料によるコストを少しでも削減できるように土壌マップの開発を行い、畑の状態に合わせた農業が出来るようにします。



②十勝空旅舎(帯広市)


(左)公益財団法人とかち財団 事務局長 森川芳浩、(右)十勝空旅舎 篠田博行さん



事業概要


十勝空旅舎では、熱気球のフリーフライトをメインに熱気球によるアウトドアアクティビティを提供しています。通年を通してフライトに適した帯広・十勝の気候を生かし、コロナ収束後の北海道外やインバウンドのお客様を積極的に呼び込む新たなコンテンツとして、十勝の体験型観光客層の取り込みに寄与することを目指し活動しています。フリーフライトの他、イベントでの係留フライト体験・熱気球操縦士免許取得のためのトレーニングフライト・気球への広告事業等、熱気球の魅力を最大限に生かし、既にある十勝の広大な大地と大空のブランドイメージをさらに定着させていきます。



とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して実施する事業


フライトは基本的に一日一回、風の穏やかな早朝のみしかできず一度に搭乗できる人数がネックとなっていましたが、本補助金を活用することで、ゴンドラを大型化し対応人数をアップします。また、扉付きゴンドラとすることで足のご不自由な方や車いすの方も搭乗可能とし、今まで搭乗を諦めていたお客様にもご利用いただけるようになります。熱気球は早朝フライトが条件となるため前泊が必須となるため、早朝アクティビティ体験後の十勝観光も可能です。その他、広告を活用したご当地キャラクター等の宣伝や学生チーム支援、イベント・学校・福祉施設での係留体験など、本事業の活用により十勝の滞在型観光客の増加や十勝=熱気球のブランド化、熱気球の裾野を広げる活動にも効果を波及させていきます。



③株式会社Fant(音更町)


(左)公益財団法人とかち財団 事務局長 森川芳浩、(右)株式会社Fant 高野沙月さん



事業概要


株式会社Fantは、狩猟・ジビエ業界のDX化に取組んでいるスタートアップ企業です。全国的に増加している若手ハンターの課題解決、鳥獣被害問題の解決のため、ハンター向けwebサービス『Fant』を提供しています。2021年秋から、飲食店からハンターへジビエをオーダーできるシステムを試験的に始め、これまでに北海道内を中心に多くの飲食店オーナー様にご利用いただきジビエの流通を行ってきました。



とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して実施する事業


現在運営している食肉処理施設(主にエゾシカを解体・精肉するための施設)に、エゾシカ専用の架台とプレハブ型冷蔵庫を設置します。これにより、より多くのジビエを効率的に流通させることが可能になります。これまで駆除の対象として、その多くが廃棄されていた十勝のエゾシカを魅力的な食材として全国に流通させていくために本補助金を活用します。



④合同会社ピロロ企画(広尾町)


(左)公益財団法人とかち財団 事務局長 森川芳浩、(中央)合同会社ピロロ企画 保志弘一さん、(右)同 磯野巧さん



事業概要


合同会社ピロロ企画は、一次産業のオープンプラットフォーム化をビジョンに掲げており、そのミッションとして、一次産業を「知る」「学ぶ」「考える」ことに重きを置く体験観光プログラムやイベントの企画運営、観光マーケティング調査、特産品開発、地域ガイドブック(PIRUY)の制作から販売、農泊や視察研修旅行の受入事業、DXサポートなどに取り組んでいます。各種事業実施に際して、広尾町役場や広尾町観光協会、関連諸団体と強力なタッグを組んでおり、産業振興という切り口から人的交流の促進や関係人口の創出を目指しています。



とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して実施する事業


本事業では、広尾町を特徴づける「海・漁業」に焦点を当て、体験観光の事業拡大を図るべく、プログラムの充実化、関係人口の創出と受入態勢の強化を二本柱に活動を展開します。昆布干しや漁船クルーズといった既往の漁業体験プログラムは天候や季節に左右されるため、通年的な観光振興を図るうえで脆弱性を抱えていました。そこで、安定的なプログラムの実施に向けた拠点施設の整備を推し進めます。これにより、昆布干しから選葉、カッティングといった一連のプロセスが常時体験可能となり、受入態勢の拡大、ひいては漁労環境の改善も実現できます。その延長で、漁師との交流イベントや番屋飯体験などの作業体験のプログラム造成も念頭に置いています。





とかち財団では十勝全体の産業振興による地域経済への波及効果を目指し、本補助事業に留まらず起業創業支援・人材育成に力を入れて参ります。

お問い合わせは、とかち財団 事業創発支援部 事業創発グループ/LAND(TEL0155-67-7895)まで。

■リンク
【特設ページ】とかちビジネスチャレンジ補助金
【Facebookページ】とかちビジネスチャレンジ補助金