十勝Z団(トカチゼットダン)

公益財団法人とかち財団

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2017年に「タイニーハウス※1」のレンタルを始めた岡崎さん。北海道江別市で13年間サラリーマンを経験した後、2009年、34歳で本別町にUターン。建設会社㈱岡崎組では常務を務めながら、商工会や消防団活動などにも尽力し、地域発展のために日々奔走している。


※1 タイニーハウス
車で運べる、移動式の小屋。一棟貸切、4~5人で宿泊できる。予約の際に、本別町周辺の“絶景スポット(小屋の設置場所)”を選択するシステム。1泊2日、または長期レンタルも可能。大自然に包まれたリラックス空間から、満点の星空や早朝の雲海などを堪能できる。

ベッド、キッチン、シャワー、水洗トイレ、アメニティグッズなどの充実設備で、ホテル並みの安心感とアウトドアの魅力が両立した“手ぶらキャンプ”を体験できる。ケータリングを頼めば、食卓のセッティングや片付けは不要。“火にかけるだけ”で楽しめる、地元の新鮮な食材を使用したアウトドアメニューも用意されている。

インドア派、「タイニーハウス」に出逢う
岡崎さん:もともとは、キャンプより温泉が好きなインドア派でした(笑)。建設業の経営資源を活かして何かできないかと考えていた頃、とかち・イノベーション・プログラムで出会った仲間たちにアウトドアに連れ出され、このタイニーハウス構想が生まれました。トカチコネクションでは、考えを言葉にして伝えるなど、定期的なアウトプットの機会を得られたので、立ち上げメンバー間で事業方針を煮詰めたり、進捗状況を共有したりできました。一級建築士の仲間がタイニーハウスの設計を担当することになり、アウトドアガイドの仲間とは、タイニーハウスを活用した「ちほくモビリティ※2」を企画しました。良き相談者であるとかち財団には、これからも色々な方面からアドバイスをいただけると嬉しいです!

※2 ちほくモビリティ
ちほく3町(本別町、足寄町、陸別町)を歩く、2泊3日のウォーキングツアー。ウォーキングやサイクリングなどの人力によるアクティビティと公共交通を組み合わせて移動する、自然に配慮した「スイス・モビリティ」がモデル。タイニーハウスが宿泊ポイントに先回りして出迎えるので、“宿泊のために”来た道を引き返す必要がなく、約100㎞分の新鮮なロケーションを楽しめる。

お寿司屋さんのスープカレー
岡崎さん:ケータリングで提供しているメニューは、ちほく3町の飲食店と協力して開発しました。「スープカレー」は、地元で評判のお寿司屋さんが作ってくれています。居酒屋さんが作る「豚パン(豚丼を挟んだホットサンド)」、めちゃくちゃウマイです(笑)!食事だけでなく、ガス屋さんやクリーニング屋さんなど、お客さんには見えない部分でも、地域の皆さんの協力があって成り立っています。声をかけてくれる人が少しずつ増えているので、この先の展開も楽しみです!

タイニーハウス、どんどん売りたい!
岡崎さん:地方で大きな成果を上げるには、同じ目標に向かって一人ひとりの力を結集させることが大切だと思います。関係性を作っていくには時間も労力もかかりますが、その過程こそが喜びでもあります。KOYA.labが地域をつなぐ接点となり、“地方創生”の成功事例になれたらと思います。将来的には、十勝以外の地域でも“人と人をつなぐきっかけ”として、タイニーハウスを活用してもらえるようになりたいです。タイニーハウス、どんどん売りたい(笑)。

岡崎さん:KOYA.lab立ち上げ当初の苦しい時期は、「やらなかった方が、後悔したんじゃない?」という妻の一言で乗り越えられました。

■お問い合わせ
株式会社KOYA.lab
【住所】本別町勇足71番地9
【TEL】0156-30-4315
【FAX】0156-30-4315
【Mail】koya.lab@f1.octv.ne.jp
【公式サイト】http://koya-lab.com