十勝Z団(トカチゼットダン)

公益財団法人とかち財団

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2022年7月15日、「押忍!ビジネスお悩み解決道場」がLAND(帯広)にて開催。白熱したお悩み相談イベントの様子をレポートします!

「押忍!ビジネスお悩み解決道場」
起業準備中や起業・創業したての参加者と、北海道中小企業家同友会とかち支部の会員で十勝で活躍する経営者の”パイセン”が、経営にまつわる知識・経験・ネットワークをシェアするイベント。

【主催】一般社団法人北海道中小企業家同友会とかち支部、公益財団法人とかち財団

(左)とかち財団高橋さん/(右)同友会事務局の門脇さん

司会進行のとかち財団高橋司さんから「押忍ッ!これよりビジネスお悩み解決道場を開幕します!」と気合の入った宣誓で同イベントが開幕。
一緒に進行を務めた北海道中小企業家同友会とかち支部 事務局の門脇さんから紹介され、登場したのは……

(左)(有)中田食品 貴戸さん/(右)(株)つながり 北村さん

道着に身を包んだ二人の「師範」。有限会社中田食品 代表取締役社長 貴戸武利さん株式会社つながり 代表取締役 北村直也さん

貴戸師範 : 「押忍ッ!」
北村師範 : 「押忍ッ!」

二人の気合の入った挨拶で、会場に緊張が走ります!

技ありトーク!

経営に使える知識や経験などを教えてもらう「技ありトーク」のコーナーでは、参加者(新人経営者)がまず知りたいであろう事を中心に、3つのテーマに沿って師範にお話頂きます。

1.経営者はどこまで自分でやるべきか

北村師範 : 「最初は全て自分でやるしかないと思っていた。まずやるだけやってみたが、すぐに無理だと気付いた。お金については、プロの会計士さんに相談し、最初から全てをお願いするのではなく、できる限りは自分でやって、最後のチェックだけお願いするなど、交渉をしながら部分的にサポートしてもらった。結果、自分のやるべき事、得意な事に集中ができるので、売り上げを伸ばすこともできる。」

2.士業の方とのお付き合い

北村師範 : 「会計士さん選びは「自分の話を聞いてくれるか」など性格面を重視して選んだ。社労士さんについても、会計士さんに"自分に合う"社労士さんを紹介してもらい、今は自分のことを理解してくれる人が周りでサポートしてくれている。」

貴戸師範 : 「法律や制度など常に変わっていくものを、経営者が自分で調べて把握するのは難しい。専門の方に任せれば、自分の向かうべき事にエネルギーを注ぐことができる。士業の方と接すると、お金の事だけじゃなく、社員との付き合い方など色々な事が相談ができる。」

3.金融機関とのお付き合い

北村師範 : 「メインバンクは、自分の話をよく聞いてくれる担当者がいる金融機関を選んだ。金利の優劣や内容よりも、担当者の性格面を重視して選んだ。結果的に正解だった。」

貴戸師範 : 「(北村さんと)同じく、どの金融機関というよりも、担当者さんが大切。メインバンクは一度決めるとなかなか替えることはできないので、担当者との縁はとても大事だと思う。」

インターネットで調べても出て来ない『経営者の生の声』に、参加者のペンも走ります!

お悩みトーク!

ここで会場にいる参加者と、パイセンの全員が、業種や目標、悩みなどを交えて自己紹介。

自己紹介が終わると早速、参加者から「どうやって社員の給料を決めているのか?」「役員報酬の決め方はどうしているか?」「どこまでが経費なのか?」など、ざっくばらんな質問が飛び交い、質問に対して師範を含むパイセンが、自らの経験を踏まえて回答。どんな質問にも、隠すことなく答えてくれる頼りになるパイセンの姿に、参加者からの質問が途切れることはありませんでした。

シェアリングトーク

最後のシェアリングトークでは、参加者の隣にパイセンが座り直接アドバイス。さらに深掘りした内容の質問にも、親身になって答えてくれるパイセンの姿が印象的でした。

師範から一言(感想)

北村師範 : 「私は日頃からこの様な会に出て、たくさんの経営者の方と会って『経営者感覚』を磨くようにしています。言葉ではなかなか説明できない『感覚』の部分なので、既に感覚を持っている先輩の近くにいることで、自ずと身に付くものだと思っています。今日は私も誰かの役に立てていれば嬉しいなと思います。」

貴戸師範 : 「今日は先輩経営者の方々の前で、道着を着て『師範』と呼ばれ…今やっと開放される思いです(笑)
私たち同友会は年齢や経歴など関係なく、経営者同士が熱く話し合う会となっています。今日はこうして皆さんと知り合えたので、同じ十勝の仲間として、今後もやっていけたら嬉しいです。」

参加者全員での記念撮影

会場は温かい雰囲気のまま、閉会の時間を超えても、参加者の交流は続きました。