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十勝発学生ビジネスイベント「TOMOSHIBI-灯し火-」実施レポートをお届けします!

澄んだ空気と凛とした寒さが十勝に冬の到来を知らせる12月、十勝発学生ビジネスイベント『 TOMOSHIBI-灯し火-』が開催されました。


公益財団法人とかち財団が主催する『TOMOSHIBI-灯し火-』は、2023年2月, 2024年2月に行われたビジネスイベント『爆風~十勝で新たな風を起こす若きイノベーターが大集合~』をさらにパワーアップさせた学生ビジネスイベントです。『TOMOSHIBI-灯し火-』というイベント名には、「参加学生の心の中にある『やりたいこと』や『アイデア』という火種がやがてビジネスへとつながり、世の中に影響を与える存在となってほしい」また「本イベントを通じて、この経験を通じ自身が進む道を照らす『灯し火」を見つけて欲しい」という主催者の願いが込められています。

司会を務めるのは、とかち財団LANDコーディネーターの山口さんと植田さん。まずは司会者から本イベントの趣旨説明とスケジュールが説明されます。

左:山口さん、右:植田さん



本イベントでは、道内道外の学生起業家や先輩社会人が十勝に集い、自らの道をどのように切り拓いてきたのか、体験談を語っていただくゲストピッチや、自身のやりたいことのをビジネスとして実現することを目指す学生たちによるビジネスプランコンテストが行われます。

参加する学生へ向けて、「このイベントを通じて学生の今だからこそできる夢の実現へのきっかけを掴み、皆さんの心にも『挑戦』という灯し火を灯して欲しい 」と主催者の想いを伝えます。

会場には学生はもちろん、十勝の企業や金融機関、大学や新聞社等の関係者さまなど総勢80名が参加し、この冬十勝で最も熱い学生ビジネスイベント『-TOMOSHIBI-灯し火-』がいよいよ開幕です!

イベントのオープニングを飾るのは、株式会社ディー・エヌ・エー /ソリューション本部スポーツライフビジネス室の中山 美和さんです。北海道大学法学部情報エレクトロニクス学科卒の中山さんは、学生時代にスポーツ関連事業を複数立ち上げたのちに事業譲渡し、現在は株式会社ディー・エヌ・エーにて新規事業開発を担っています。学生時代の経験がご自身の現在にどのように影響されたのか、本日はキーノートスピーチとして登壇してくださいます。

キーノートスピーチ


株式会社ディー・エヌ・エー 中山 美和さん

ご自身のニックネームである「『みわろ〜』と呼んでください!」と明るくスタートしたキーノートスピーチでは、「やりたいことを追求したらたまたま学生起業と就職に行き着いたお話」というテーマで、中山さんの現在までの軌跡が紹介されていきます。

学生時代に起業を志したそもそものきっかけは、自身が経験した3年ほどの闘病生活で「したい努力ができる尊さ」を実感したからだと中山さんは話します。学生時代に柔道部に所属していたという中山さんは長期にわたる闘病生活で柔道引退を余儀なくされ、当時支えてくれた周りの方々へ「最大値にして想いを返す方法」として起業を決意したそうです。

中山さんはスポーツ業界の資金繰りの厳しさに着目し、「スポーツに関わる全ての人の努力が最大化されて適切に還元される世界を作りたい!」と選手やスタッフ、 応援する人へ適切なインセンティブを与えられる業界に変えることを目指したそうです。学生起業家としてスポーツ関連事業を複数立ち上げ奮闘する日々のなか、大手企業からいくつかのオファーを受け、現在は自身のビジョンとマッチした株式会社ディー・エヌ・エーで 製品開発に携わっています。

目の前のチャンスに食らいついてきたという中山さん。100の失敗を繰り返しながら、チャンスに挑戦し続けた自身の経験を振り返り、「やりたいことがあるならまずは挑戦してみたらいい!」と参加者に声をかけます。自身はたまたま起業であったけれど、例えばそれがスポーツでも音楽でもゲームだとしても、自身に熱意や行動力があればきっと周りの助けが得られるはず、と参加者を後押しします。

北海道には起業支援プログラムが多くあり全国的にも起業支援が充実している地域であることに触れ、一人では成し遂げられないことも力を借りることで解決の糸口が見つかったり壁を乗り越えることが出来たり、形にしていく手段があることを思い出してほしい。と参加者の心に寄り添いスピーチを終えます。

令和6年度LAND奨学金採択者ピッチ

左:木原さん、右:齊藤さん


ここで、令和6年度のとかち財団学生起業家育成奨学金(通称:LAND奨学金)採択者である2名の活動報告が行われます。
LAND奨学金は、全国の起業を目指す学生を対象とした返済不要の奨学金事業で、毎年7月から11月の5ヶ月間、月4万円を支給するとともに、ビジネスプランの磨き上げプログラムの実施など、事業の実現のためのサポートを行う事業です。

令和6年度のLAND奨学金採択者である帯広畜産大学3年の木原淳兵さんと北海道大学大学院修士1年の齊藤成輝さんのスピーチは、別記事にてご紹介させていただきます。

記事はこちら→(準備中)令和6年度LAND奨学金採択者ピッチ

TOMOSHIBIビジネスグランプリ


いよいよ本日のメインイベントでもある『TOMOSHIBI ビジネスグランプリ』がスタートします。今回が初開催となる『TOMOSHIBI ビジネスグランプリ』は、十勝の起業を目指す学生が挑戦するビジネスプランコンテストです。第1回目となる本日は、LANDが運営する学生コミュニティ「LANDサークル」に所属する十勝の学生8名が登壇します。

審査員は、帯広信用金庫の廣田さん、一般社団法人STARTUP HOKKAIDOの田中さん、一般社団法人AgVenture Labの篠原さんの3名です。審査員の皆様には、学生の意欲や新規性、計画性、顧客解像度の4つの観点から審査をしていただきます。コンテストの最後には、審査員特別賞・優秀賞・最優秀賞の3つの賞が贈られます。さらに、イベント参加者に対して最も心を動かした登壇者をイベント参加者が投票するオーディエンス賞も用意されます。

期待と緊張に包まれるなか、『TOMOSHIBI ビジネスグランプリ』が始まります!

生ハムをもっと身近に。呼び起こせ!あなたの生ハム欲求!
帯広畜産大学1年 菊池悠斗


「世界に負けない日本のものづくり」に興味があるという菊池さんは、世界で日本のチーズが評価されるように、世界に通用する生ハムを日本で生産することを目指し、神奈川県から帯広畜産大学に進学しました。事業の概略としては生ハムをより身近にするために『販売・包装・製造』3つの観点からのアプローチを考案しており、今後は出店を通じて生ハムを食べる機会を増やすことや、食べる瞬間まで美味しさが最大限に保たれる包装、十勝和牛での生ハムの製造など、事業の実現へ向けさらに意欲的に活動していくと意気込みます。

死後の世界に新たな選択肢を。死を死で終わらせず次の命へ繋ぐ深海葬。
帯広畜産大学1年 鈴木日菜


自分が亡くなった後、遺体はどうしますか?と問いかける鈴木ひなさんは、一般的にほとんどの遺体が火葬される日本で、その選択肢の少なさに寂しさを感じたと言います。アメリカの一部の州で実際に行われている カプセルの中に遺体を入れて微生物が分解する『堆肥葬』からヒントを得て、日本でも遺体を自然に循環する選択肢を構築できないかと考えます。自然界では、動物の遺体が他の生物に食べられ新しい命を繋いでいくように、人間もまたそのサイクルの一部になれないかと考え、今後は海の掃除屋と言われるオオグソクムシを飼育・調査し、動物の遺体を用いて分解速度や分解量などを研究していき、死後の世界に『深海葬』という選択肢を増やしたいと熱意を伝えます。

食育で日本のみらいをまもる!小さな手から育てる大きな未来『たねまきごーとん』
帯広畜産大学3年 中原葉南


中原さんは日本の大きな課題であるフードロスの削減に繋がるビジネスプランの構築を目指します。農業経験者は農業経験のない人よりも3割も多くフードロスがもったいないと感じているという調査結果に着目し、『たねまきごーと』という取り組みを考案しました。この取り組みは 食育を軸として、商品の生産・消費・販売の過程を学んだり、農業・酪農体験を行うことができる「食育×習い事」を事業としたものです。中原さんは「この習い事を通じて、消費者のもったいないマインドを育て、小さな子供の手から未来に向かい大きな夢を育てたい」と未来への抱負を語ります。

北海道牛乳の力で健康を届ける。市場創造の挑戦
帯広畜産大学3年 大野理人


畜大でチーズ部の部長を務める大野さんは、北海道における二次産業の割合が全国に比べ低いことを懸念し、北海道の一次産業を支えられるような二次産業の構築を目指します。畜大チーズ部での経験から、牛乳を加工した新たな商品で北海道に新しい市場を開拓することを現在の目標とし、使用期限にとらわれない商品の開発や新たな市場での牛乳使用量の増加を目指しています。具体的には、北海道牛乳を使用した『ライスキール(ミルク粥)』の製造販売です。インドの伝統的な家庭料理であるライスキールは栄養価が高く健康を保つ補助的作用が期待されるため、健康志向の消費者へ向けた市場拡大ができるのではと推察します。「今後は市場調査を含め、実店舗への販売へ繋げていきたい」とさらなる目標を掲げます。

昆虫の豊かさでもっと生活の幅を広げる。構造色製品開発への挑戦!
帯広畜産大学3年 野元美海


幼い頃から絵やデザインやファッションで自身を表現することが好きだった野元さんは、現在畜大で昆虫学研究室に所属しています。昆虫の世界をもっと日常に浸透させたいと話し、その手段として『構造色チョコレート』の販売を計画します。『構造色』とは、一部の昆虫がもつ光の角度によって独創的で煌びやかな発色をする色のことで、その光沢感や高級感を活かしたチョコレートは多くの人の目に留まるのではと期待します。まずは色の綺麗さに惹かれ手に取っていただくことで、世間に構造色の彩りの美しさを伝え、昆虫への関心に繋ぐことが理想だと話します。いずれはチョコレートに留まらず、構造色を使ったグッズや服飾にも挑戦したいと目標を掲げます。

規格外野菜で量り売りのスーパーをつくりたい〜千里の道も一歩から〜
帯広畜産大学1年 宮本彩名


一人暮らしを始めたことで野菜の価格の高さを感じた宮本さんは、一方では規格外の野菜が大量に廃棄されている矛盾点に着目し、廃棄予定の規格外野菜を活用した量り売りスーパーの実現を目指します。品質には問題がないにも関わらず、大きさが不揃いであったり形がユニークな規格外野菜を農家さんから買取り、核家族世帯や一人暮らし、高齢者など必要な方に必要な量を届け、同時に量り売りという形で届けることで買い物に楽しさをプラスしたいと言います。実現に向け、農家さんや消費者のニーズを確かめるアンケート調査や、規格外野菜を譲っていただける農家さんとの繋がりを増やすことを挙げ、イベント出店や移動販売などにも挑戦していきたいと語ります。

十勝で一緒に成功を掴もう!繋がりが生む未来『トカチリンク』
帯広畜産大学3年 山形紫野


サークル生のコミュニティマネージャーとしてLANDサークルに携わっていた山形さんは、サークル生と過ごすなかで十勝で事業を起こすことを目指す人たちが、同じ目標に向かい考えや時間を共有できる仲間との繋がりの少なさを感じていることに気づいたことから、『トカチリンク』というビジネスマッチングサービスの開発を考案しています。登録者のエリアを十勝に限定することで距離という壁を無くし、検索機能を充実させることでより自身に近いマッチングを提供します。同じ地域で奮闘する仲間に効率的に出会うことができるのがこのサービスの特徴です。サイト登録は有料ですが、学生割引を設けて学生の起業への挑戦をサポートすることにも力を入れたいと話します。今後は、利用者のみならず運営側にも魅力的なビジネスとなるよう、さらにブラッシュアップしていきたいと意気込みます。

「鹿と生きる」を拡散する。日本一リアルを伝える解体場への挑戦
帯広畜産大学3年 小倉ことみ


生態系維持のために年間15万頭の鹿が北海道内で狩猟されているにも関わらず、狩猟される鹿の約7割が山に捨てられることに課題を感じている小倉さんは、命を無駄にしたくないという想いでその根本改善を目指します。鹿が山に捨てられる原因は解体施設や人手の不足が影響していることを指摘し、山に捨てられる鹿をゼロにすることを目指す『日本一リアルを伝える解体場』の設立を計画します。小倉さんが計画する解体場では、自身が実際に鹿の解体を教える作業体験や、角や革の加工体験、ジビエを提供する飲食店などの複合施設で、五感で鹿の魅力を感じられる施設です。まずは近年市場が拡大されているペットフード業界に、ペットフード用の肉として鹿肉を卸し、そこで得た収益から理想の解体場を全国に設立する計画だと話します。


8名の登壇者による熱い発表が終わり、いよいよ審査員の審議に入ります。どのスピーチにも新たな視点や発想, 想いが込められており、賞を手にするのは一体誰なのか・・・受賞者の発表はイベント後半へ!

学生起業ゲストピッチ


このセッションでは、実際に起業して活動している道内外の先輩学生起業家3名に自身の活動や経験を発表していただきます。学生でありながらビジネスを動かす3名のその道のりとリアルな声を届けます。

街の宝箱で地域課題を解決!「あすぱん」
株式会社Bestieat 代表取締役 小菅 優衣(関西学院大学 4年生)


関西学院大学3年の小菅さんは “ パンの街神戸 “ で「パンの宝箱の提供をはじめとする神戸のベーカリーPR事業」に取り組んでいます。神戸では、パン屋さんが多くある中、各店舗売れ残ってしまったパンがロスになってしまうことに着目しました。ロスのパンを安売りしてしまうとブランド力が保てなくなってしまうということに悩むパン屋さんが多く、「ブランドイメージを傷つけずにフードロスを減らす」ということが共通の課題となっていました。小菅さんは潜在顧客のニーズを調査し「ロスを減らしたいお店×仕事終わりの時間帯でも神戸の美味しいパン屋さんのパンが買いたい人」「ロスを減らしたいお店×色々なパン屋さんのパンを食べてみたい人」をマッチングさせることで課題解決に繋がるのではと、『神戸の街のパンの宝箱』というサービスの提供を実現させます。最後に顧客ユーザーや取引先のリアルな声をしっかりと聞くことを意識して大切にしてきた自身の経験を振り返り、「知らないことは強みでもある、知らないからこそ疑問が生まれたくさんの質問ができるので、たくさんの声を聞きながら自身の理想のサービスを目指し、楽しみながら活動してほしい」と参加者にエールを送ります。

お手伝いマッチングアプリから国際B2B支援への新たな挑戦
株式会社PACES 代表取締役 イ・ジュンオ(近畿大学 2年)


時間を節約したい方や人手が欲しい個人と、隙間バイトをしたい人が個人間でマッチングできるアプリを開発したイさんは、事前登録者数300名でリリースしたにも関わらず、単価の低さや信頼性等の影響で95%がサービスを利用しなくなり、ビジネスとして成り立たず失敗をした経験から、現在の自身の想いを学生たちに伝えます。とある調査では90%の事業が失敗するという結果があり、そのなかで成功する鍵は世間にプロダクトマーケットフィット(PMF 提供する商品やサービスが顧客のニーズや課題を解決し市場で受け入れられること)が出来るかどうかであるとし、能力・キャリア・知能・人脈どれも大切だがそこには「運」もまた大きく影響するものだと持論を伝えます。事業の成功を目指し進み続けることは簡単なことではなく、例え長年取り組んできた事業に失敗したとしても、「運がなかっただけ。」そんな気持ちをもち、「運」に挑戦し続けるような粘り強さが成功への道だと参加者の心に寄り添うメッセージを伝えます。最後に、イさんは自身の止まることのないワクワクする気持ちや眠れないほどの興味関心など、そんな熱意があればきっといつか成功に繋がるはずと後押しします。

立ち食いから世界へ、飲食業界の見られ方を変える「RAMEN ICHI」
株式会社ICHI 代表取締役 盛 大地さん(北海学園大学 4年生)


高校時代受験勉強に明け暮れる日々の中で下校中に食べるラーメンが毎日の楽しみだったという盛さんは、勉強の休憩中に見た「22歳で開業したラーメン店主の記事」に出会い感銘を受けると同時に、思い浮かべた将来の自分が勉強ばかりしている姿であったことから、こんな人生はつまらない!とラーメン職人になることを一念発起します。大学卒業後に開業するのでは遅いと考えた盛さんは、とにかくラーメン店の社長に会いにいく!という行動を起こします。そこで、とある社長のもとで、大学に在籍をしながら雇われ店長としてラーメン店で働く機会をいただいたことをきっかけにラーメン人生をスタートさせた盛さん。大学4年の現在は雇ってもらっていた社長に直談判でラーメン屋を買い取り、現在は札幌市内に3店舗のラーメン店を展開しています。
現在は、立ち食いの対面スタイルで、ラーメンへの想いや材料の生産者さんの想いを会話に乗せて届ける ”新しいラーメン店の形” を提供しています。今後は、サービスの提供はもちろん、経営面でも飲食店の新しい営業スタイルを確立させ、いずれは世界展開も視野に入れ意欲的に活動していきたいと参加者の胸に刺激を与えます。


3名のゲストピッチが終わり、参加者の真剣な眼差しから心に響く時間になったことが伝わります。道内外で学生起業家として活躍する同世代の貴重な声が、参加者たちの今後の活動の灯し火になることを期待します。

TOMOSHIBI-灯し火- ビジネスグランプリ 結果発表!


ついにTOMOSHIBIビジネスグランプリの結果発表がやってきました。今回は「優秀賞」「審査員特別賞」「オーディエンス賞」「最優秀賞」の4つの賞が贈られます。学生8名の登壇者の中で、最優秀賞に輝くのは一体誰なのか・・・
緊張感のなかいよいよ受賞者の発表です!!!

優秀賞


まずは優秀賞の発表です。
優秀賞に輝いたのは・・・帯広畜産大学3年の野元美海さんです!!

昆虫がもつ『構造色』に着目し、食品やグッズなどの商品開発を通じ人々に昆虫の魅力を知って欲しいとの想いでビジネスプランを考案した野元さんは、その斬新なアイデアが評価され、優秀賞を受賞されました。野元さんはこの賞を受け、自分の昆虫や服飾への熱い想いが伝わりこのような賞をいただけたことが嬉しいと、お礼の言葉を述べました。


審査員特別賞


次に、審査員特別賞の発表です。この賞は2名の登壇者に贈られます。
審査員特別賞に輝く1人目は・・・帯広畜産大学3年の中原葉南さんです!!

そして、副賞として中原さんには、一般社団法人AgVentureLabより東京・大手町にある「AgVentureLab」のコワーキングスペース1年間無料利用権が贈られます。中原さんは、『食育×習い事』の事業で日本の課題であるフードロスの課題解決を目指します。顧客ニーズが明確な分野であり、十勝で発想を得た教育ノウハウをぜひ全国に広めてほしいと審査員からエールが送られます。中原さんは、TOMOSHIBI登壇に向けたブラッシュアップの中で自身が本当にやりたいことに気づくことができたと言い、発表の機会をいただき賞として評価をいただいたことに感謝を示します。


そして、2人目の審査員特別賞は・・・帯広畜産大学1年の鈴木日菜さんです!!

そして鈴木さんには副賞として、本イベントの協力団体、一般社団法人UPDATE EARTHより、2025年3月15日に東京で開催される日本最大級のビジネスイベント「UPDATE EARTH」への参加権が交通費付きで贈られます。
鈴木さんは、『深海葬』という形で死後の世界に新しい選択肢を生みたいという想いで、当たり前を覆そうと奮闘する鈴木さんは、死に対する考え方が日本だけでなく世界に共通する新しい哲学に繋がるのではと、その可能性に期待され、この賞が贈られました。審査員からは、今後はさらに人脈を広げながらヒントを得て、ブラッシュアップしていって欲しいと伝えられます。鈴木さんは、誤解を生みかねない発表を心配する気持ちもあったが真意が伝わり嬉しいと、笑みが溢れます。


オーディエンス賞


次に、イベントの参加者が投票するオーディエンス賞の発表です。参加者の心を一番動かしたオーディエンス賞は・・・
帯広畜産大学3年の小倉ことみさんです!!

次に、イベントの参加者が投票するオーディエンス賞の発表です。参加者の心を一番動かしたオーディエンス賞は・・・帯広畜産大学3年の小倉ことみさんです!!小倉さんは、生態系維持のために駆除された鹿が大量に山に捨てられていることを課題に感じ、解体施設や人手が不足している点を問題視し、根本改善を目指し活動しています。小倉さんのより実現イメージがしやすいビジネスプランがより多くの方の心に響いたのではと、お祝いの言葉が送られます。小倉さんは、会場の多くの方から指示していただいたことに安心した様子でLANDサークルの部長としてもとても嬉しく思うと会場に感謝の言葉を伝えます。


最優秀賞


最後に、いよいよ最優秀賞の発表です。令和6年度TOMOSHIBI-灯し火-ビジネスグランプリの最優秀賞に見事輝いたのは・・・
帯広畜産大学3年の小倉ことみさんです!!

そして、小倉さんには、本イベントの共催団体であるドット道東より、DOTO-NETチャレンジ資金として事業資金5万円が贈られます!
オーディエンス賞に続き、最優秀賞を受賞した小倉さんは、問題提起から解決を導くまでのビジネスプランが、潜在的なニーズが見込める分野であることや、現実的かつ実現可能であると高く評価され、最優秀賞を受賞されました。審査員からは鹿が増えすぎることによる生態系の崩壊や後をたたない交通事故など、道民としてもその課題感は大きく感じており、またジビエの美味しさを全国に広める橋渡しとなるビジネスとして今後も進んで欲しいと、想いが伝えられます。小倉さんは、最優秀賞だけを目指し今日まで進んできたのでとても嬉しいと話し、今後は実現に向けさらに精進していくと意欲的な姿勢で応えます。

全ての賞の発表が終わり、参加者たちは達成感に包まれます。今回受賞には至らなかった登壇者たちも、この経験が大きな刺激となり胸の中にある熱き灯し火をたやすことなくさらなる可能性を見つけていくことでしょう。TOMOSHIBI-灯し火-は、来年度にも開催予定です!!興味がある方はぜひ次回ご参加ください。


ミートアップ


イベント終了後には、参加者同士の交流会が開催されました!緊張から解放された登壇者たちには笑顔が溢れ、互いにスピーチでは語りきれなかった話を語り合います。分野や目線の異なるもの同士交流することで、自身の興味関心ごとの可能性がさらに広がる様子でした。

来年度にはどんな学生に出会えるのか。今から期待が膨らみます!!!


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